20代女性 生まれたばかりの子どもの育児で悩むが夫には相談できない。抱えた末に体調を崩し実家へと戻った。「家族のあり方」について疑問を抱き悩んでいる。
ある日、奇跡がやって来て
一人が二人になり
二人が三人になって
そして三人が四人になる
やがて四つの笑顔が
アルバムを隙間なく埋める頃
四人が三人になり
三人が二人になって
樹々の幹の艶が薄れかけて来たころ
二人が一人になる
家族の生いたちって
たぶん
そうやって
幾度も幾度も
出会った人の周りで
紡いでいくんだ
出会い、結ばれ、人生を共に歩むことを誓い、
やがて愛する我が子を抱きしめ
家族の歴史を紡ぎはじめる
その家族の在り方には
あなたの生き方、人生、が集約されている
それ程この問いは、深く大切な問いである
かく言う僕は
家族の在り方を
師と仰ぐ倉本聰先生の「北の国から」の脚本で学ばせて頂いた。
家族には様々な在り方があると言うこと
それは家族ごとに違うと言うこと
家族の在り方に教科書的な答えなどどこにもないと言うこと
違ってこそ当たり前であり
違うことに是非を問うことは愚問であると言うこと
そのことを学ばせて頂いた
したがって、
今あなたがみ求める家族の在り方の答えは
あなたの魂が心底望む家族の姿であろう
あなたはどんな家族を創りたいのか
どんな家族であって欲しいのか
どんな家族と人生を築きたいのか
どんな家族に命を繋いで去りたいのか
その答えは
あなたの魂が知っている
社会の答えに習ったり
他人の答えを模倣したり
世間の答えに縛られたり
正解を苦しみながら見つけ出すものでは決してない
あなたの魂がワクワクしながら答えを創り出すのだ
あなたはまだその答えを言葉化していないのではないか
夫や両親と分かり合えないのは
夫や両親があなたの痛みを共有してもらえないのは
あなたが打ち出した家族の在り方を
言葉で伝えていないからなのではないだろうか
他人には伝えられない心の痛みでも
家族には伝えられる
何故ならそこには「許しあえる」絆があるからだ
あなたの答えの中にもしも「許しあえ」のワードがあるならば
勇気を振り絞って
あなたが出した「家族の在り方」を
何度も何度も伝え続けることだ
それでも共有してもらえないなら
分かり合えないならば
苦しみが延々とあなたを呪縛するならば
新しい道へと進むことを決断をすればいい
それは逃げではなく
分かり合えない者たちからの「卒業」だと僕は考える
あなたの倖せとは何か
あなたの家族とは何か