50代女性_希薄で淡白な家族関係に焦りを感じています。夫とも必要最低限の会話しかしなくなり、来年は子供達も一人暮らしを始めます。私はなんのために家族を作ってきたんでしょうか


父の遺産


子供たちよ

派手に大声で 夫婦喧嘩をしているか 子供達を叱っているか

だが、たまには女房に 歯の浮くような 言葉をかけているか

たまには照れないで 膝枕でも してやっているか

小さな頭を並べて テレビの前で 熱い涙を流しているか

壮厳な朝の無言の中で 囁く小鳥の声を じっと聞いているか

木の葉にそよぐ

優しい風の響きに 耳を傾けているか

手を繋いで 泣き出したいほどの 茜の夕焼けを見ているか

暗い空に連れ立って 満天の星の 神秘を仰いでいるか

子供たちよ 君たちには貧しいが これが私の遺産だ

1991.8.16 詩 : 菅冬樹 (父 )

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これは、父が僕ら子供たちに残してくれた遺産です

お金でもなくモノでもなく 父の思いそのものを遺産として手渡してくれたのです。

考えてみませんか 今からでも全然遅くない 手遅れなんかじゃない

旦那様との関係を一から考えてみませんか 恥ずかしくても照れくさくても 理想を二人で掲げてみませんか 綺麗事を大声で語りませんか 絡んだ糸を二人でほぐし、その先を見つけませんか

そして最期に お二人の思いを遺産として子供達に手渡してくれませんか

あなたがどうしたいか も