60代男性_近頃むかしを思い出すようになり胸が締め付けられています。世代交代も考えており迷っています
少なくともむかし子どもだったキミへ
Q
60代男性_近頃むかしを思い出すようになり
胸が締め付けられています。
世代交代も考えており迷っています
ZAKI
「少なくとも」と
前置きして話します
少なくとも
人は誰でも原風景を
記憶の底に敷き詰めている
それは良いも悪いも
懐かしく
胸が切なくなる
憧憬(どうけい)とも言えるものです
大切なことは
その原風景(憧憬)を
すでに過ぎ去った過去の遺景として
記憶の底に押しやってはいないだろうかと
自分に問うてみる事です
少なくとも
日本人として生まれ持った
繊細な謙虚さを失い欠けているならば
情報の渦に巻かれ
我が身の在り方を見失いつつあるならば
あなただけの原風景を思い出して欲しいです
子どもの頃に背伸びして見あげたはずの
暮れてゆくあの茜色の空
若かりし頃の父と母の顔
家族との団欒の時
そうしたあなただけの原風景を
思い出してください
命や暮らしに向けた謙虚さと感謝
自分軸と共に生きる力は
そうした地点から生まれると思うから
世代交代は後を追う者たちへの義務でしょう
喜んでその義務を果たすか
悔しい思いで席を譲るか
少なくとも
むかし子どもだったあなたには
義務を果たす力が原風景によって在るはずです
思い出してください
確信してください
堂々と胸を張ってください